GoogleがSEOに関する大幅アップデートを実装
2021年6月、GoogleはWebサイトのSEO評価に関して、新しいアルゴリズムのアップデートを実施しました。
その内容は、今後Googleは「スマホで閲覧したときに使いやすいサイト」を優先的に評価していくというものです。
これにより今後、サイトを制作する人、サイトの制作を誰かに依頼する人はより一層スマホ・モバイルでの使いやすさに力をいれることが必要になります。
では、モバイルで使いやすいサイトとは何か?
モバイルで使いやすいサイトの指標
モバイルにおけるユーザビリティの指標というのは3つあります。
ユーザーがサイトを訪れたとき、
- ページが読み込まれるまでの速度がより早い
- ボタンやリンクをタップしたときの応答するまでの時間がより短い
- ページが表示されるときにレイアウトやコンテンツにズレがない
逆にこれら3つの指標に対して安定した結果を維持しているサイトは、良質なサイトと言えるでしょう。
Googleは常にユーザー体験の向上”だけ”を追求し続けている
2015年頃からスマートフォンの普及が加速し、Webサイトはスマホでの表示に対応しているか?が重視される様になりました。これは「モバイルフレンドリー」と呼ばれ、レスポンシブ対応と呼ばれるPCとスマホとを一つの画面で見やすく表示しようという技術的な試みも始まりました。
当時は、「とりあえずスマホで見られればいい」といった具合でしたが、最近は十分な対応を済ませたサイトも増え、さらにユーザー体験の質を向上させる必要性が高まっています。
2018年頃から検索ユーザーにおけるスマホの使用率が80%を超えてきました。これによりGoogleは、これまでの評価指標としていた「PC画面で見たときに使いやすいか?」から、「スマホ画面で見たときに使いやすいか?」に判断軸を切り替えるようになりました。つまり、スマホに最適化(レスポンシブデザイン化)されていることが評価され、これを「モバイルファーストインデックス」と呼んでいます。
そして2021年、Googleはさらなるユーザー体験の向上を目的に、検索順位に影響する大幅なアップデートを繰り返しました。ユーザーにとって使いやすいWebサイト、特にスマホで見たときに以下にスムーズな体験を提供できているかが今後も評価されることは間違いありません。
これからは「よりモバイルファースト」の時代になります。
「スマホで検索してきた人に、いかに親切な配慮が出来るか?」がランキングの上位の大きなポイントになります。