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2022年8月現在の厚生省ガイドライン対応最新情報

株式会社WAZAWAZAの東出です。

先日個人的にFBへ投稿した厚生省ガイドライン対応について続報です。

これまでの指摘方法と違う点がいくつか出てきましたので、要点をまとめます。

歯科医院や医療機関を経営する以上放置できない問題ですので、関係者は必ずチェックしておいてほしい内容です。


シェアなどしていただいて構いませんので、お近くの先生にもお知らせください。

 

チェック担当は引き続きデロイトトーマツコンサルティング合同会社

この点についてはこれまで同様デロイト社が厚生省から事業を請け負っているようです。
したがって郵送される封筒も「デロイトトーマツコンサルティング合同会社」からの送付となります。
よく見ると厚生労働省の記載もありますが、パッと見非常にわかりにくいです。
これまで通り封筒を過って捨てたりしないよう「デロイトトーマツコンサルティングから届いた封筒はすぐに院長へ報告」など、院内周知を徹底したほうが良いです。

メールでの報告が必要になった

これまでは対応さえしていれば報告は不要でした。
しかし、今回からは対応完了後のメール報告が必要となるようです。アドレスは資料内に印刷されているので、「うち間違えで送れていなかった」には十分注意すべきでしょう。

こちらが正しいメールアドレスなので、コピーしてご活用ください。
「iryo.website@sf.tohmatsu.co.jp」

また同時に案件番号も発行されており、これは医院ごとに異なります。紙面に記載がありますので、問い合わせ時に間違いのないよう注意が必要です。

メールでの相談も可能になった?

資料中、「不明点はメールにてご連絡ください」とあります。あくまでメールでと強調されているので、電話窓口などはないようです。
また、どの程度詳細に回答してもらえるかも未確認となり、「どう直すか?」など、表現レベルの問題は引き続き有識者との検討が必要となりそうです。

どこが、何に抵触しているかは明確に書かれている

資料では抵触箇所は明確に記載されています。基本的には自由診療に関わる部分の保険適用外表記などが多い印象です。
「〜を含め、全体的に修正してください」のような、曖昧な指摘ではないと言えます。
そのため、まずは紙面記載の事項を適切に管理、修正をすることが必要となります。

 

以上になります。
ここからは東出の現場的所感と厚生省への要望になります。

封筒の表示について

デロイトトーマツコンサルティング合同会社名義での通達は、そもそもこの体制や手順自体が周知されていないために誤った破棄のリスクが非常に高いです。
歯科医院では日々多量の郵送物処理があります。また、「医療広告ガイドライン対応を趣旨とした営業」も存在するため、見分けるためのコストが高すぎます。

現状の通知方法における誤破棄を「現場責任」とするには、かなり無理があると思います。
デロイト社が事業を請け負うことは何ら問題ありませんが、明確な厚生労働省名義での通知、通達に変更してほしいです。

メールアドレスはなぜデロイト社発行?

厚生省の事業なので、連絡先はせめて厚生省ドメイン配下での発行が妥当と考えます。
誤送付や類似サービスとの誤認リスクもあるため、この点は厚生省ドメイン配下のメールアドレスをデロイト社が管理する体制が望ましいと考えます。

メールアドレスはQR化もすべきでは?

対応期限が1ヶ月と短い中で、うち間違えなどでの報告遅延リスクは非常に影響が大きいです。
メールアドレスもQR化するなど、ご送信に至る可能性を少しでも減らす配慮をすべきと思います。

そもそもヒューマンエラーが起きやすい点を考慮すると、何らかフォーム化することが望ましいでしょう。

メール件名の指示は明確にすべき

資料中メール報告の件名について、【メール件名の例】として以下のように書かれています。

「案件番号✕医院名」

これではあくまで「例」でしかなく、表示を誤った際に適切に処理がなされない可能性も否定できません。
提出フォーマットは現場に任せず、専用の報告フォームを用意するか形式を明示すべきです。

医院名の間違いは致命的

今回東出が対応しているクライアントでは、資料内の医院名が全て間違っていました。さすがにひどいです。
こちら案件管理と紐付けていることを考えると、デロイト社側で正確な情報管理がなされていない場合、”対応したのに未実施”となる可能性も出てきます。
情報管理体制の改善を求めます。

 

そもそも、You TubeやInstagramの広告はどうなってるの?

直近の目視確認でも、ガイドライン違反どころか薬機法に抵触しかねない広告をいくつも目にしています。

同時進行での指摘が進んでいると信じたいところですが、目に余る広告が多量に流れる中であくまで健全運用、一部情報が不足していたような医院への指摘がなされるのはどうもスッキリしません。

もちろん必要なことなので対応はしますが、より悪質かつあからさまな違反行為も厳しく取り締まって欲しいと思います。

 

以上です。お付き合いありがとうございました。

ちなみに弊社でもガイドライン対応についての相談を受け付けています。
100名以上の歯科医師が参加したガイドラインセミナーで講師もしている東出が直接対応しますので、ご心配な方はご相談ください。
対応期限が1ヶ月と短い中では、以下3点が非常に重要です。

 

  • 指摘が来る前に自院サイトや広告の現状を把握しておくこと
  • 明らかなNG表記は事前に改善しておくこと
  • 万が一指摘が来たときの対応の流れを整理しておくこと

 

参考となりましたら幸いです。

お問い合わせはページ下部のフォームからどうぞ

 

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